こんにちは、池田です。
今週は、ピアニストの方や声楽の方も治療に来られました。この時期、に限らず年中かも知れませんがコンサートに出演される方々は、とても繊細です。
ピアニストの方は痛くはないけど、指の運びがスムーズではない感じで本番前に動きを良くしておきたいとのことでした。声楽の方は、当然声なのですが、キレイにのどから出ていない感じで、歌いにくさを感じるとのことでした。
お2人のお身体をチェックさせて頂き、手の指や、のど回りや首、などよりも共通して気になったのが肩甲骨を含む肩甲帯です。
肩甲骨ないし鎖骨や胸骨、肋骨と肩鎖関節、胸鎖関節、もちろん肩関節もその辺りの構成要素をまとめて肩甲帯と言います。
その辺りの位置異常や筋の可動の悪さ、滑走障害など行った治療は同じでは有りませんが肩甲帯を中心にさせて頂きますと、其々に改善が見られました。
ピアニストの方は指の動きにくさを感じ無意識に肩の配置を変えてより弾きやすいように代償しようとしていたようです。声楽の方は肩甲帯の可動制限がそのまま胸郭の可動性を低下させ、呼吸の絶対量が少ない状態だったのかなと思います。
そういった事もあります。
違う症状でも治療が同じになる場合もあります。
また同じ所の痛みなのに全く違う治療をする事もあります。
治療中にもし疑問に思う事とかがありましたらどうぞお気軽にお尋ね下さい。出来るだけ分かりやすく説明させて頂きます。