腱鞘炎とは、手や指を過剰に使う事で手の甲や手のひら、５本の指などに痛みや腫れが出て、ひどくなるとまともに指が曲げられなくなり少しでも動かすだけで激痛が走ったり、なるととても辛い症状を引き起こします。
原因としては、前腕から手の指まで起始停止が配置する筋の、腱がワイヤーの様に滑る動きをする時にその摩擦が起こらずにスムーズにいつも同じようにトレースする為にホースの様に腱を包んでいる鞘（腱鞘）というものがあります。その鞘が腱の滑走時に何らかの作用で摩擦、炎症を起こし鞘内が膨張、狭窄を起こしスムーズに腱が滑らなくなってしまい、動かす度に腱と鞘が炎症を引き起こします。
使うたびに炎症を引き起こすので、医療機関では使わないことが一番早く治ると言われてしまいますが、そもそもなぜ腱鞘炎になってしまったのかを考えてもらえると気づくかもしれないこと、そうです、それは使い方に問題があれば痛みだけを休息で無くしても解決にならず、また使い出すと同じ痛みが再発する可能性があります。
当院では、その現在痛い状況を速やかに消沈すると同時に、その手や指が正しい位置で使えているか、そして正しい運動軸で動けているかを合わせてチェックし治療させていただきます。そうすることで、治るだけでなく正しい使い方で再発予防も促します。また、正しく使えるということは例えばスポーツシーンでのパフォーマンス向上にも繋がります。また、手や指の痛みは実は腕や肩関節とも密接なつながりがあり、最終的には手指だけではなく、上肢として肩から手指までを1つのユニットとして捉えた治療、上肢と全身レベルの骨格矯正なども行ないます。